ハリマ化成グループが、ドイツの化学メーカーHenkel AG & Co. KGaAのはんだ付け材料事業を取得することを決定した。両社のはんだ事業を統合し、生産規模の拡大と生産効率の向上を目指す。取得対象事業の直近売上高は約36億円で、取得価額は非公表。取得予定日は2022年4月1日だったが、後に2022年4~6月期中に変更され、2022年6月2日に買収手続きが完了したと発表された。ハリマ化成は、松由来の天然樹脂ロジンを原料とする各種化学品を手がけ、電子材料関連で金属粉とロジン誘導体を組み合わせたペースト状はんだ「ソルダーペースト」を主力商品の一つとしている。M&Aアドバイザーとしては、両社の事業統合により、市場競争力の強化や事業拡大が期待されると考えられる。